傘シェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Groupと、イノベーションクラスター「Tokyo Railway Innovation Partnership(TRIP)」を構成するTISI株式会社、および関西の鉄道事業者8社は、共同で熱中症対策プロジェクト『COOL MOVE OSAKA』を開始しました。公表日は2026年(令和8年)7月17日です(メディア向け発表会は同年7月2日に実施)。
本プロジェクトでは、関西初となる晴雨兼用の折りたたみ傘「アイカサmini」を大阪府内の主要駅を中心に展開し、急な雨への備えと猛暑時の暑熱対策(熱中症リスク軽減)の両立を図ります。
サービスおよび展開概要
- 展開規模: 大阪府内の主要駅などを中心に約270か所、計1,130本を配備。
- 使用傘の特徴:
- 雨傘・日傘のどちらでも利用可能な晴雨兼用折りたたみ傘(アイカサmini)。
- 大阪府民や訪日外国人へのインタビューを基に、和風の要素を取り入れた「大阪限定オリジナルデザイン」を採用。
- 今後は英語、中国語、韓国語などの多言語対応を予定。
関西の主要鉄道8社における導入・展開状況
各社の特性に合わせ、駅構内や周辺施設等への設置拡大が進められています。
- Osaka Metro: 現在36駅に設置完了。さらに9駅の増設を予定しており、最終的には全109駅および各出入口への設置拡大を目指す。
- 大阪モノレール: 観光・レジャー利用および空港結節点としての暑熱対策として、2026年7月より順次、全18駅へ設置予定。
- 北大阪急行電鉄: インバウンド対応や観光客の熱中症対策、忘れ物傘削減の観点から、今秋の行楽シーズンに向けて全5駅へ設置予定。
- 近畿日本鉄道: 通勤・通学、および奈良方面への観光需要に対応。面的広がりによる利便性向上を推進。
- 京阪電気鉄道: サステナビリティ推進(ビニール傘廃棄削減)と利便性向上を目的に、駅や駅ビルなど約60スポットに設置。
- 南海電気鉄道: なんばや関西空港を起点とする観光客などの移動の質向上、都市全体での暑さ対策として連携。
- 阪急電鉄: 2025年7月に導入を開始し、2026年3月までに全87駅(135か所)への設置を完了。オリジナルデザイン傘も展開。
- 阪神電気鉄道: 沿線活性化・サステナブル社会実現の一環として、全45駅(56か所)に設置。自社オリジナルデザイン傘も導入済。
大阪府の暑熱対策との連携
発表会に登壇した大阪府(環境農林水産部)によると、府内の平均気温は全国平均を上回り、猛暑日の日数も増加傾向にあります。大阪府では、府民や来訪者が暑さを避けられる一時避難所を設ける「おおさかクールオアシスプロジェクト」などの暑熱対策を推進しており、今回の傘シェアリング事業とも連携し、移動中および滞在時の熱中症対策を強化するとしています。







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