三菱UFJ銀行と空飛ぶクルマ開発ベンチャーの株式会社SkyDriveは2026年10月6日、関西圏における空飛ぶクルマの社会実装および将来的な商用運航の実現に向けた「関西 空の交通ネットワーク構想」の共同検討を開始したと発表しました。
本構想は、交通、航空、インフラ、エネルギー、観光、金融・保険など異業種の企業が結集し、関西全域を結ぶ持続可能な空の交通網を構築する取り組みです。将来的な運航事業会社の設立も視野に、運航ルートの設定や離着陸場(バーティポート)の整備、採算性・事業モデルの検証、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)との連携などを総合的に検討します。
検討には池田泉州銀行、三菱HCキャピタル、東京海上日動火災保険など関西関連企業15社が参加を表明しており、SkyDriveは共同検討を行う機体メーカーとして協力します。今後は事務局を設置し、約1年間にわたりテーマごとのワーキンググループで具体的な議論が進められます。
【各社の取り組みと今後のロードマップ】
SkyDriveの開発状況と大阪エリア構想 SkyDriveは2026年3月に型式証明取得に向けた全般計画書について国土交通省航空局と合意し、2028年の商用化に向けた開発・試験フライトを継続しています。Osaka Metro等と連携した「大阪ダイヤモンドルート構想(新大阪・梅田、森之宮、天王寺・阿倍野、ベイエリア)」では、2028年に森之宮エリアでのサービス開始を目指しています。また、都市部の既存ビルの緊急離着陸場(Hマーク)を商用離着陸場として活用するための調査・検討も開始しています。
中長期的なスケジュール目標
- 2028年~2030年頃:拠点間でのサービス導入開始(森之宮等での初期商用運航)
- 2030年代後半:日常的な移動手段としての定着
- 2040年以降:関西各地と都市部・地方を結ぶ広域空路ネットワークの確立
【主な検討事項・体制】
主要検討テーマ
- 関西圏における中長期的な運航ネットワークおよび運航ルートの策定
- 離着陸場や整備拠点などのインフラ整備
- 運航・整備・安全管理体制の構築
- 地域交通や観光と連携した需要創出・サービス開発
- 持続可能な事業モデルおよび採算性の検証
- 国・自治体・地域社会との連携および対話
関係者コメント
- 三菱UFJ銀行 取締役専務執行役員 北村慎氏 「関西圏は実証実験の段階から具体的なサービス開始へ動いています。新しい交通インフラを起点に産業エコシステムを創造する場として最適であり、点から線、面へとビジネスを拡大する第一歩としたいと考えています」
- SkyDrive 執行役員 小野泰司氏 「安全な機体開発に加え、法規制や社会受容性の向上といった課題解決はメーカー単独では難しく、企業間で補完し合いながら取り組みを推進していきます」








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