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【関西エアポート決算】2026年3月期は売上・利益ともに過去最高を更新 万博効果の一方で中国路線急減に悔しさも

関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港を運営する関西エアポートは2026年(令和8年)6月12日、2026年3月期の通期連結決算を発表しました。

訪日外国人(インバウンド)の大幅な増加や大阪・関西万博による需要の牽引、さらに神戸空港での国際線チャーター便就航などが追い風となり、売上高にあたる営業収益、営業利益、純利益のすべてにおいて過去最高を更新する増収増益の好決算となりました。

2026年3月期 連結決算の主要業績

項目実績(2026年3月期)前年度比備考
営業収益(売上高)2,713億円11%増(+259億円)過去最高を更新
営業利益696億円8%増過去最高を更新
当期純利益402億円9%増(+34億円)過去最高を更新

主要な部門別売上高

  • 航空系売上高: 1,099億円(前年度比 12%増)
  • 非航空系売上高(店舗・免税店等): 1,614億円(前年度比 10%増)

航空需要と旅客数の実績

3空港を合わせた総旅客数は過去最高となる5,401万人(前年度比 6%増)を記録しました。そのうち、関西国際空港の国際線旅客数は2,708万人(または利用者ベースで2,762万人)に達し、こちらも開港以来の年度最高記録を更新しています。

経営陣の発言と今後の見通し

同日の記者会見では、現職の山谷佳之社長と、今月末に新社長へ就任予定の三上康章顧問がそれぞれ登壇し、実績の総括と今後の展望を語りました。

山谷佳之 社長:「良好な成績も、もうけきれなかった」

業績自体は過去最高となったものの、2025年11月下旬以降に発生した中国政府による渡航自粛要請や日中関係の影響に伴う、中国路線の急激な減便(年明け以降は約70%減の大打撃)に言及。「もうけきれなかった」と悔しさをにじませました。

ただし、下半期においては韓国や台湾からの旺盛な新規需要を取り込むことで、中国路線の落ち込みを一定程度カバーできたと振り返りました。

2026年度(2027年3月期)の見通し

中東情勢をはじめとする国際情勢の不透明さから予測は難しいとしつつも、「現在の需要状況が維持され、世界のエアラインが停止するような致命的な事態悪化に見舞われない限りは、しっかりと利益を計上できる」との認識を示しました。

三上康章 次期社長(6月29日就任予定)の抱負

「不安定・不透明な国際情勢下でのスタートとなるが、中長期的には需要のさらなる拡大と成長機会が見込める。これまでの挑戦と改革のマインドを引き継ぎ、3空港一体となって関西経済と国際交流を支えていきたい」と今後の意気込みを語りました。

過去最高、でも「もうけきれなかった」 関空の運営会社が決算を発表 [大阪府]:朝日新聞

【速報】関西エアポート 2025年度の決算の純利益は402億円 前年度を上回り過去最高を更新 中国方面の便が約7割減少も韓国・台湾からの新たな需要取り込む|FNNプライムオンライン

【関西空港】中国路線の旅客数が大幅減少、6カ月連続で前年割れ 韓国路線拡大も回復の見通し立たず前のページ

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