大阪府貝塚市は、同市「せんごくの杜」の教育・福祉エリアに位置する「旧貝塚養護学校」の跡地について、従来の用途制限を定めた地区計画の方針を見直し、より幅広い業種の民間事業者を誘致・促進させる方針を固めました。
同地区は、2011年(平成23年)に市が大阪市から取得した国立千石荘病院などの跡地(約37ha)の一部であり、歴史遺産である千石堀城址や豊かな里山・里地景観を有しています。市はこれまで「千石荘病院等跡地利活用構想計画」に基づき、優れた自然環境の保全と地域活性化を両立する土地利用を進めてきましたが、未利用地となっている旧貝塚養護学校の有効活用を図るため、今回の計画見直しに至りました。
「せんごくの杜地区地区計画」と見直しの背景
現行の「せんごくの杜地区地区計画」では、対象地域を以下の4つのエリアに区分し、建築物の用途を制限する地区整備計画を定めています。
- 防災・交流エリア
- 里山保全エリア
- 産業・流通エリア
- 教育・福祉エリア (※旧貝塚養護学校が位置するエリア)
同市の「都市計画マスタープラン」において、当該地区は豊かな自然や大規模な未利用地を活用する「交流拠点」に設定されており、憩いの場や教育・福祉機能の集積・強化が目指されてきました。しかし、旧貝塚養護学校の利活用をさらに推進するため、従来の「教育・福祉」に限定していた土地利用方針を緩和し、民間活力の導入による地域活性化と市民生活の利便性向上を柔軟に図る構えです。
旧貝塚養護学校跡地の概要
- 所在地: 大阪府貝塚市橋本1171-1 他35筆
- 敷地面積: 約3万9,824㎡(敷地内の里道、水路を含む)
- 地目: 宅地・療養所用地(山林含む)
現存する建物の概要
- 校舎A棟: 鉄骨(S)造2階建、延床面積 547.20㎡(1966年竣工、1987年一部改修)
- 校舎B・C棟: 鉄筋コンクリート(RC)造2階建、延床面積 1,781.18㎡(1987年竣工)
- EV棟: 鉄骨(S)造2階建、延床面積 62.97㎡(1994年竣工)
- 校舎D棟: 鉄筋コンクリート(RC)造3階建、延床面積 748.11㎡(1966年竣工、1987年全体改修)
- E棟(寄宿舎): 鉄筋コンクリート(RC)造2階建、延床面積 1,366.30㎡(1959年竣工、1987年全体改修)
- 体育館棟: 鉄骨(S)造平家建、延床面積 727.88㎡(1982年竣工)








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