堺市は、堺都心部と美原方面を東西に直接結ぶ直通急行バス「SMI美原ライン」について、令和7(2025)年度に実施した実証実験(運行期間:2025年10月14日~2026年1月12日の91日間)の検証結果を取りまとめ、発表しました。
今回の実験では、停車停留所の追加(一条通、大泉緑地前など計4箇所)や、ファミリー層向けの企画乗車券「みんなでワンデーパス」の発行、沿線事業者と連携した「利用促進サポーター制度」などの新たな取り組みが実施されました。
検証の結果、1便あたりの平均利用者数は前年度比で1割以上増加し、移動手段としての定着が進んでいることが確認されました。
実証実験結果の主なトピック
- 利用者数の増加:1日あたりの平均利用者数は約120名(前年度約108名)となり、1割以上増加。追加した停留所からの乗降も全体の1割強を占め、需要拡大に寄与。
- 速達性・定時性の維持:停留所を追加したものの、堺駅前~美原区役所前間の平均所要時間に大きな影響はなく、既存ルート(鉄道+バス)に対する優位性を維持。堺東駅前~美原区役所前間は最速30分以内で直通可能。
- アンケート評価:「運行されてよかった」との回答が約8割を占め、両地域間の訪問機会増加や公共交通への転換効果を確認。一方で「朝夕の運行時間帯の拡大」や「便数の増加」を求める声も多く挙げられた。
令和7年度 実証実験の概要
| 項目 | 内容 |
| 事業名 | SMI美原ライン実証実験(令和7年度) |
| 運行期間 | 2025年10月14日(火)~2026年1月12日(月・祝)[91日間] |
| 運行本数 | 1日片道10便(10時台~19時台 / 約1時間間隔) |
| 運行事業者 | 南海バス株式会社 |
| 運行ルート | 堺駅前 ~ 堺東駅前 ~ 新金岡駅前 ~ 美原区役所前(計12停留所) |
| 1日平均利用者 | 約120.6名(全期間合計:10,971名) |
今後の方向性
堺市では今回の検証結果を踏まえ、本格運行の開始と市民に選ばれる交通手段としての定着を目指し、以下の3つの目標を掲げて今後の改善に取り組む方針です。
- 利用しやすい交通ネットワークの実現(走行・待合・乗換環境の整備)
- 30分以内での直通移動の実現(定時性・速達性の向上、運行の最適化)
- 利用者の拡大・運行サービスの向上(利用促進、朝夕などの運行時間帯拡大・運行頻度の増便)






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