関西エアポートが発表した2026年3月の利用実績(速報値)によると、関西国際空港の総旅客数は273万799人となり、前年同月を4%下回りました。新型コロナウイルス流行前の2019年実績との比較でも5%減となっており、回復基調にブレーキがかかっています。
中国人客が半減、国際情勢と経済要因が直撃
特に顕著なのが訪日外国人客の減少です。訪日客数はこれで4カ月連続の前年割れとなりました。
最大の要因は、関係悪化や渡航自粛要請などの影響を受けている中国人客の激減です。前年同月比で54%減と半分以下にまで落ち込んでおり、関空の国際線全体の数字を大きく押し下げる結果となりました。
コロナ前水準への回復に遅れ
国際線旅客数全体でも前年比4%減(2019年比3%減)となっており、3カ月連続でコロナ前の実績を下回っています。
昨今の円安背景から東南アジアや韓国など近隣諸国からの訪日意欲は依然として高いものの、中国路線の不振や中東情勢の緊迫化に伴う減便などが、空港全体の完全復活に向けた課題として浮き彫りになっています。
今後の展望
ゴールデンウィーク期間中の予測でも前年比2割減が見込まれるなど、厳しい状況が続いています。今後、国際情勢の安定化やインバウンド需要のさらなる多角化が、旅客数回復の鍵を握ることになりそうです。






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