人・文化

大阪湾に「夏の主役」を キジハタの稚魚11万匹、泉南エリアを中心に放流開始へ

2026年4月11日、大阪府は「幻の魚」とも称される高級魚キジハタ(あこう)の稚魚約11万匹を、4月13日から大阪湾に放流すると発表しました。

今回の放流は、阪南市、泉南市、泉佐野市、岸和田市といった泉南エリアの沿岸を中心に、20日までの期間で実施されます。

「幻の魚」から大阪湾のブランドへ

キジハタは、大阪では「あこう」の名で親しまれ、その食味の良さから「冬のフグ、夏のあこう」と並び称される最高級魚です。1990年代後半には漁獲量が激減し、一時は「幻の魚」と呼ばれるほど希少な存在となっていました。

しかし、大阪府漁業振興基金による継続的な「栽培漁業(稚魚を育ててから海へ放す取り組み)」により、近年では年間約3トン前後の漁獲量を維持。現在では、一定の基準を満たす個体が「魚庭(なにわ)あこう」としてブランド化されています。

3年後の「夏の味覚」に期待

今回放流される約11万1300匹の稚魚は、大阪府栽培漁業センターで自然の海に順応できる大きさまで育てられた個体です。

  • 成長予測: 放流から約3年で全長約30センチ(約500グラム)に到達。
  • 漁獲見込み: 順調に育てば、2029年頃には市場に出回るサイズに成長する見通しです。

泉南エリアの「はま(漁港)」を活気づけ、都市型漁業を推進するこの取り組み。数年後、私たちの食卓や地域の飲食店を彩る夏の逸品として、大きな期待が寄せられています。

大阪湾で高級魚・キジハタの稚魚約11万匹、4・13から放流 90年代後半は「幻の魚」も…夏の名物でブランド化 – スポーツ報知

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