大阪府泉南市で2022年3月に市立中学1年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題を巡り、市教育委員会は2026年10月28日の市総合教育会議にて、「組織的判断の誤りや危機意識の欠如があった。遺族に主体的に弔意を伝える向き合い方ができず、心より深く反省しておわびする」とする総括文書を報告しました。市教委は2027年3月までに具体的な再発防止策を取りまとめる方針です。
本件を巡っては、2024年に市の第三者委員会が学校でのいじめを認定。不登校となった生徒が学校側に強い不信感を募らせたことが背景にあり、市教委の対応が不十分であったとする調査報告書を公表していました。
市教委は総括文書において同報告書の内容を「厳粛に受け止める」とした上で、生徒の自殺後の対応について「初動対処が機能不全に陥っていた。事務局が報告を怠り、市教委で半年にわたって審議されない深刻な状態で重大な過失があった」と検証。遺族の手記の一部も反映し、速やかに弔意を示せなかった点など寄り添った対応を欠いていたことを認めました。
また、市教委が過去にまとめた基本調査報告書にいじめや学校側の不適切な対応に関する記載がなかった点についても不十分であったとして、内容の修正を行うことを明らかにしました。
会議の席上、山本優真市長は「痛恨の極みで、心から哀悼の意を示す。風化させてはいけない」と述べ、上中和則教育長は「4年間の対応を振り返り、反省して取りまとめた」と説明しました。
【経緯・総括の概要】
発生時期・事案 2022年3月:泉南市立中学1年の男子生徒(当時13歳)が自殺
第三者委員会による認定(2024年) 学校でのいじめ行為を認定。不登校対応における学校側への不信感蓄積と市教委の対応不足を指摘。
市教委総括文書のポイント(2026年10月28日報告)
- 組織的判断の誤り、危機意識の欠如、初動対処の機能不全を容認・反省。
- 事務局からの報告欠如により、半年にわたり市教委で審議されない重大な過失があったと認定。
- 遺族への主体的・速やかな弔意伝達ができなかった不誠実さを反省し、過去の基本調査報告書を修正。
- 2027年3月までに再発防止策を策定予定。








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