大阪府泉佐野市は、かつてマレーシア大手不動産会社SP Setia系による大型複合開発計画が立ち消えとなった「りんくう中央公園グラウンド跡地」(約1.99ha)について、最低売却価格24億2,000万円で条件付き一般競争入札による再売却を開始することを発表しました。
コロナ禍や建設費高騰に伴う事業者の撤退、市による買い戻しを経て、従来の「国際観光・MICE拠点整備」という限定的な用途から市場ニーズ重視の枠組みへと条件を変更。2026年12月24日まで参加申し込みを受け付け、2027年1月15日に入札が実施されます。
これまでの経緯
- 2018年:Setia International Japan合同会社を事業者に選定(売却価格:15億5,500万円)。
- 2019年:地上38階の住宅棟や32階のホテル棟、MICE棟からなる「SICC(セティア泉佐野シティセンター)」構想(最高高さ約148m、延床約13.2万㎡)へと計画が拡大。
- 2020年~2025年:グラウンド閉鎖後、コロナ禍による事業環境の変化や建設費高騰により着工に至らず、2025年に事業主体(Setia Osaka)が撤退を申し出。
- 2025年:泉佐野市が違約金を差し引いた10億8,850万円で土地を買い戻し。
- 2026年:サウンディング型市場調査を経て、再売却手続きを開始。
再売却の実施概要
- 所在地:大阪府泉佐野市りんくう往来南6番39
- 敷地面積:19,854㎡(約1.99ha)
- 売却方式:条件付き一般競争入札
- 最低売却価格:24億2,000万円(坪単価換算 約40.3万円)
- 参加申込期限:2026年12月24日(木)
- 入札日:2027年1月15日(金)
開発方向性の変化と今後の注目点
前回の公募では「MICE施設整備」を条件とする開発提案型公募でしたが、今回は都市計画上の「特定街区」指定を廃止予定とし、民間の事業選択肢を広げる方式へと転換されました。
2026年2~3月に泉佐野市が実施したサウンディング型市場調査(民間5社が参加)では、関西国際空港への接近性や高速道路アクセスの良さから、物流施設としての開発需要が多く示されたとのことです。2027年1月の入札により、落札事業者および具体的な開発用途が決定する見通しです。
【続報】りんくう中央公園跡地1.99haを24.2億円から再売却!148m級MICE複合開発の頓挫から再始動 | Re-urbanization -再都市化-








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