堺市博物館は、2026年5月の毎週水曜日に、大阪府指定の無形民俗文化財である「堺緞通」の製織実演を実施します。
江戸時代末期に誕生し、独自の発展を遂げた堺の伝統技術を、館内に展示されている大型織機を使って間近で見学できる貴重な機会です。
1. 堺緞通(さかいだんつう)とは
天保2年(1831年)に堺で始まった手織りの絨毯です。
- 歴史: 明治から大正、昭和にかけて盛んに生産され、堺を代表する産業の一つとなりました。
- 文化財指定: その高度な手織技術が評価され、2006年に大阪府の無形民俗文化財に指定されました。
- 現状: 現在は「堺式手織緞通技術保存協会」により、その技術が大切に保存・伝承されています。
2. 催しの内容と見どころ
博物館の常設展示エリアにある大型織機を用い、保存協会の職人による実際の織り作業が公開されます。
- 制作工程の公開: 一目ずつ丁寧に織り上げられていく、手織りならではの緻密な工程をご覧いただけます。
- 企画展との連動: 現在開催中の企画展「昭和の記憶」とも関連しており、堺緞通が辿った盛衰の歴史を、当時の時代背景とともに深く知ることができます。
3. 開催概要
- 日時: 2026年5月6日・13日・20日・27日(各水曜日)
- 時間: 13:30 〜 16:00
- 会場: 堺市博物館 展示場内(常設展示エリア)
- 費用: 見学無料(※博物館への入館観覧料は別途必要です)
4. 関連情報
堺市博物館では、アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)と連携し、様々な文化に触れるセミナーやワークショップの情報をメール配信しています。興味のある方は、公式サイトより登録が可能です。
施設情報
- 堺市博物館
- 住所: 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁(大仙公園内)
- 電話: 072-245-6201
大仙公園の散策とあわせて、堺が誇る「民俗技術」の粋を体感してみてはいかがでしょうか。
記事概要
- テーマ: 伝統工芸の保存・普及事業
- みどころ: 現存する大型織機による職人の実演
- ポイント: 5月の水曜日限定開催、見学無料(要入館料)





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