大阪府堺市にて、公営住宅の管理業務にAIを活用する全国初の取り組みが開始されました。株式会社ティファナ・ドットコムが提供するAIエージェント「アバター接客さくらさん」が、堺市営住宅管理センターの窓口に試験導入されています。
導入の背景と目的:人材不足と多言語対応への課題
全国の公営住宅管理においては、人材確保の難航によるスタッフの業務負担増が共通の課題となっています。また、外国人住民の増加に伴う多言語対応のニーズも高まっており、これらを効率的に解決する手段としてAIの活用が決定されました。
堺市営住宅管理センターでは、月に最大約800件の問い合わせが発生しており、その多くを占める定型的な質問への一次対応をAIが担うことで、スタッフがより複雑な個別案件に注力できる体制を整えます。
「アバター接客さくらさん」の主な対応業務
窓口に設置されたアバターが、住民や入居希望者からの問い合わせに自動で回答します。
- 住民向け: 家賃の支払い方法(口座引き落とし等)の案内、退去手続きや各種申請のサポート。
- 入居希望者向け: 申し込み資格の確認、空室情報の確認方法、受付期間の案内。
- ハイブリッド運用: 必要に応じてスタッフへエスカレーション(遠隔対応への切り替え)も可能です。
稼働状況と今後の展望
2025年3月21日の稼働開始から約3週間で、家賃支払いや修繕依頼といった住民の生活に直結する問い合わせに対し、AIがその場で解決を図る事例が蓄積されています。
指定管理者である株式会社東急コミュニティーは、今回の実証実験を自治体DXの先行事例と位置づけており、今後は窓口だけでなく電話やWebなど、オンライン上での問い合わせ対応にもAIのサポート範囲を広げていく方針です。
記事概要
- 導入先: 堺市営住宅管理センター
- システム: AIエージェント「アバター接客さくらさん」
- 目的: 窓口業務の効率化、スタッフの負担軽減、住民サービスの向上
【全国初】AIエージェントが公営住宅の窓口を担当し職員の業務負担削減を目指す! | 株式会社ティファナ・ドットコムのプレスリリース







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