大阪の農業の現状を議員に直接伝える座談会が2月23日、貝塚市で開かれた。老朽化する農業インフラや担い手不足、物価高騰など、現場が抱える切実な課題が率直に語られた。
2月23日、大阪府内の若手・中堅農家で構成する府農協青壮年組織協議会が、農家と国会・地方議員による座談会「必死のパッチの農家の思いをぶちまけます‼」を開催した。
会場には、JA大阪南、JAいずみの、JA大阪泉州の農家らのほか、元農水政務官の藤木真也(参院比例)や府議らが出席した。
協議会の中筋秀樹委員長は、「大阪の農業は農産物の生産だけでなく、防災、食育、景観維持など多面的機能を担っている」と強調。その一方で、農業用水路やため池などインフラの老朽化、資材価格の高騰、人手不足が進み、「情熱だけでは限界に近づいている」と現状を訴えた。
参加農家からは、農家の減少により灌漑設備の維持管理負担が一部に集中していること、早朝のトラクター作業に対し近隣住民から苦情が寄せられるなど、都市近郊農業ならではの課題も示された。
都市部に近い大阪農業は、宅地化の進展と共存しながら営まれてきた。生産基盤の維持と地域理解の醸成をどう両立させるか。現場の声が、政策にどう反映されるかが問われている。







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