堺市は13日、市内で生産される牛ふん 堆肥 を使って育てた、環境に優しい米「堺のひかり」の販売を始めた。市担当者は「地域内資源を活用したおいしいお米ができていることを、多くの人に知ってほしい」と話す。
同市南区には乳牛を飼育する酪農団地があり、牛ふん堆肥も生産している。堆肥の活用と、化学肥料に過度に頼らない農業への転換を推進しようと、市は2023年度から、協力農家や関係機関と米の試験栽培を行っている。
牛ふん堆肥を使って栽培・収穫したヒノヒカリを「堺のひかり」と命名し、今年、初めて小売店で売り出した。市内のスーパーには新米とともに、生産者の顔写真や、農林水産省が実施する、農産物の温室効果ガス削減の貢献度を星の数で示すラベルが掲げられた。
新米(2キロ、1400円前後)はスーパー「サンプラザ」堺東駅前店、北野田店など市内計6店舗(売り切れ次第終了)と高島屋堺店(19日まで)で販売。23日に大仙公園(堺区)である市農業祭でも販売する。
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