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【泉南市】自転車ヘルメット 普及へ…泉南署 後押し(読売新聞)

帽子タイプで低価格 署内に試着コーナー 署の向かいで購入可

 泉南署は、自転車用ヘルメットの普及を後押ししようと、署内に試着コーナーを設け、気に入れば署の向かいの泉南交通安全協会で購入できるユニークな取り組みを行っている。税込み1900円という手ごろな価格が好評で、同署は「ヘルメットをかぶることが命を守ることにつながる。気軽に手に取ってほしい」としている。(門間圭祐)

 昨年4月に改正道路交通法が施行され、自転車運転時のヘルメット着用が努力義務となった。ただ、今年1~3月の府警の調査では、府内の平均着用率は5・8%と低迷。同署はこれまで着用を呼びかける啓発活動などを行ってきたが、「価格が高い」「デザインが好みでない」と後ろ向きな声も少なくなかった。

 今回の取り組みは、同署の古庄泰則交通課長が量販店に自分用のヘルメットを買いに行った際、安価な製品がなかった経験から発案した。店頭には高価なスポーツタイプが並び、1万円超の製品もあった。インターネット通販で探したところ、安全基準を満たした低価格な製品も多く、「ネットに不慣れな高齢者が安価なヘルメットがあることを知れば着用も増えるのでは」と考えた。

 古庄課長は近隣で自転車を販売する店などに安価なヘルメットを取り扱ってもらえないか相談したが、「販売実績がない」と断られ、泉南交通安全協会に協力を依頼した。同協会は、カジュアルなキャップ型とハット型の2種類を用意。今年7月に試着コーナーが同署1階に設けられ、興味を持った人には署員が同協会で販売していることを案内している。10月までに80個以上が売られ、購入者の多くが高齢者だったという。

 府内では昨年、自転車事故が9041件発生し、37人が死亡。うち35人はヘルメット未着用だった。泉南署の管内でも高齢者の自転車事故が相次いでいる。10月には80歳代女性が交差点で車にはねられて死亡し、8月にも90歳代男性が路上でバイクとぶつかって意識不明の状態となった。いずれも頭を強打し、ヘルメットを着けていなかった。

 古庄課長は「ヘルメットをかぶっていたら大きな事故にならなかったかもしれない。安全のために着用してほしい」と話す。

 購入に関する問い合わせは平日午前9時~午後5時、同協会(072・471・1853)へ。

読売新聞

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