大阪府岸和田市議会は16日の臨時会で、今年度の一般会計予算案を可決した。前市長が議会の2度の不信任決議を受けて失職した後、2カ月分の暫定予算のみが成立した状態だったため、4月の市長選で当選した佐野英利市長が暫定分を含む1年間の予算案を提出していた。
成立した一般会計予算は前年度比6・8%増の926億4769万円。市は前市長が発表した予算案を、失職後に最低限の骨格予算案に組み直して提出したが、3月に議会で否決された経緯があり、佐野市長は「ほっとした。市の課題を把握することに力を入れたい」と述べた。公約の推進に向けた新たな予算案は、6月議会に提出される見込みとなっている。
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