実りの秋を迎え、大阪府熊取町で19日、稲刈り体験会があった。親子連れらが、鎌を使った手作業での稲刈りに挑戦した。
町内の農家で作る「わりかし若い百姓の会」が主催。6月下旬には田植え体験会を開いており、泥だらけになって「にこまる」という品種の苗を植えている。
この日は、親子連れら約30人が参加。最初はうまく鎌を使えない様子も見られたが、すぐに作業に慣れ、ザクッ、ザクッと、リズム良く稲を刈っていた。なかには夢中になるあまり、休憩時間が来ても、「もっとやりたい」と声を上げる子どももいた。
参加者たちは、「農作業体験の機会は少ないので貴重」「お米ができる工程を知って、子どもたちに感謝の気持ちを持って欲しい」などと話していた。
「百姓の会」の会長、鈴木純さん(49)は「まずは、農作業を楽しんでほしい。稲に鎌を入れる感触や稲刈りのにおいなどを覚えてもらえたら」と話した。


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