2026年9月1日付で、文化庁の「日本遺産」に認定されている泉佐野市の2つのストーリーにおいて、構成文化財の追加認定が行われました。
今回追加されたのは、令和元年度認定の「日根荘(ひねのしょう)」に関連する16か所と、令和2年度追加認定の「北前船」に関連する7か所の計23か所です。市営の文化財活用や観光振興に向けたさらなる連携・発信が期待されます。
【追加認定された構成文化財一覧】
1. 日根荘(旅引付と二枚の絵図が伝えるまち-中世日根荘の風景-)関連:16か所
- 土丸春日神社(未指定・建造物):日根荘入山田村土丸村の氏神。天正12年刻銘の石灯籠が残る。
- 野々の地蔵(地蔵寺)(未指定・史跡):集落名の由来となった寺院。「九条家文書」に記載。
- 妙光寺(未指定・史跡):定期市「佐野市」の前身とされる「人宿本在家」に位置する寺院。
- 如来寺(未指定・史跡):熊野街道沿いの寺院。応永9年の層塔が残る。
- 土丸大井井堰(未指定・史跡):樫井川から土丸へ通す中世からの用水路。
- 旧入山田村四ヶ村のかんがい用水施設群(11か所)(未指定・景観):大木地区に残る11系統の水利システム。
- 上町観音堂(旧檀波羅密寺)(未指定・史跡):荒野開発絵図に見える寺院の跡地。
- 八王寺(八王子)跡(未指定・史跡):八王寺信仰の跡地。井川用水の井堰部分に石碑が残る。
- 禅興寺・善光寺地蔵堂跡(未指定・史跡):日根荘外の古代寺院跡。長滝地区に石碑が残る。
- 畠田の宝篋印塔(未指定・石造物):文明13(1484)年銘の宝篋印塔を含む塔群。
- 伝橋本正督の墓(未指定・史跡):土丸城主として活躍した南朝方・橋本正督の墓と伝わる五輪塔。
- 伝日根野氏居館跡(未指定・史跡):武士・荘官であった日根野氏の館跡を示す石碑。
- 蟻通神社旧社地跡(未指定・史跡):熊野街道沿いに位置した跡地。謡曲「蟻通」の舞台。
- 意賀美神社(重要文化財・建造物):上之郷地区の鎮守。本殿は嘉吉2(1442)年建立で市内最古の神社建築。
- 加支多神社(登録文化財・建造物):鶴原村の総社にして式内社。九条家が返還運動を行った歴史を持つ。
- マゼの地蔵(未指定・史跡):『政基公旅引付』の「万歳(真瀬)」に通じる道標地蔵。
2. 北前船(荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~)関連:7か所
- 佐野町場絵図(未指定・歴史資料):明治41年の神社合祀以前に作成された上善寺所蔵の絵図。
- なかせ寄せ場(旧水揚会所)(未指定・彫刻):沖仲士たちの休憩施設。力自慢を競った力石が残る。
- 時雨餅(時雨羹)(未指定・歴史資料):豪商食野家の番頭が奥州小豆から創製し、岸和田藩主に献上された銘菓。
- 食野次郎左衛門家資料群(未指定・歴史資料):豪商食野家分家に残る大名への貸付や米輸送記録等の古文書群。
- 藤田家庄屋文書群(未指定・歴史資料):佐野村西庄屋・藤田家に伝わる用水や佐野浦に関する古文書群。
- 旧朝日湯(国登録有形文化財・建造物):江戸時代の薬湯組合に連なる和洋折衷の旧銭湯。現在は市文化財課事務所として活用。
- 大将軍湯(国登録有形文化財・建造物):豪商唐金一族が所有した湯屋の一つ。近代タイルが残る旧銭湯。
【お問い合わせ先】
担当部署 泉佐野市 文化財課(旧朝日湯内)
連絡先 電話番号:072-447-6766 / FAX:072-469-0577








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