行政・政治

【貝塚市】南海貝塚駅周辺のまちづくり基本計画が始動 2030年度の事業着手を目指し、東口の駅前広場など「優先整備エリア」の都市計画見直しへ

大阪府貝塚市は、2026年3月に策定した「南海貝塚駅周辺まちづくり基本計画」に基づき、南海貝塚駅の山側(東口)における駅前広場や道路等の整備に向けた本格的な手続きを開始します。今年度から基本設計や都市計画決定事項の見直しに着手し、2029年度の事業認可を経て、2030年度の事業着手を目指す方針です。

対象となる駅山側の一部の都市計画施設は、1970年の当初決定から50年以上が経過した現在も事業未着手の状態にあります。さらに周辺は管理不全の空き家が点在するなど防災・防犯上の課題を抱えているほか、市民からも商業・文化施設や賑わいの不足が指摘されていました。市はこれらの課題を解消し、中心市街地としての利便性向上と活性化を図るため、必要な公共施設の再整備を進めます。

事業スケジュール(予定)

  • 2026年(令和8年)3月: 「南海貝塚駅周辺まちづくり基本計画」策定
  • 2026年度(今年度): 東口駅前広場等の基本設計、都市計画決定事項の見直しに着手
  • 2029年度: 事業認可の取得
  • 2030年度: 事業着手

まちづくりの基本テーマ(6つの柱)

  1. 都市拠点の利便性・機能性の向上
    • 都市計画施設の整備、交通環境の改善、交流空間の創出、拠点機能の強化。
  2. 賑わいの創出
    • 人が集まり楽しめる空間や施設の集積、空き家・空き店舗の活用。
  3. ウォーカブルなまちの展開
    • 歩いて回れる快適な都市構造への再編、回遊性のある施設・空間の整備。
  4. 歴史文化資源の活用
    • 願泉寺を中心とする寺内町などの歴史的資源との調和、文化財の保存と活用。
  5. 緑・憩いの充実
    • 公園や緑地の整備、市民がくつろげる憩いの場の創出。
  6. 防災性の向上
    • 狭小道路の幅員改善、旧耐震基準建物の解消、管理不全な空き家・空き地の解消。

今後の具体的な進め方とエリア別の展開

行政、市民、民間事業者がそれぞれの役割を明確にし、連携・協働して推進します。

【海側(西口)エリア】

  • すでに駅前広場などの都市基盤施設が整備されているため、今後は賑わい創出などのソフト面に注力したまちづくりを展開します。

【山側(東口)エリア】

  • 優先整備エリアの設定: 駅前広場および広場へのアプローチとなる都市計画道路を含む区域を「優先整備エリア」に指定し、行政が主導して早期の整備推進を図ります。
  • 都市計画の見直し: 現在の社会情勢、市民ニーズ、構造基準等を勘案し、50年以上前に決定された広場の規模や道路の幅員などの都市計画決定事項の見直しを先行して行います。
  • 民有地の土地利用更新: 基盤整備に伴い、周辺の土地・建物所有者や民間事業者による主体的な土地利用の更新が行われるよう、行政が側面的に支援・促進します。

貝塚市、南海貝塚駅周辺まち基本計画 30年度事業着手へ

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