堺市内の郵便局と府立堺高等学校が連携して企画したレトルトカレー「カレー日和、堺より。」が完成し、関係者が15日、永藤英機市長を表敬訪問した。今回の取り組みは、堺市が事務局を務める「さかいSDGs推進プラットフォーム」を通じた産学連携の一環として実現した。
商品企画では、堺高等学校の生徒が中心となり、商品名やパッケージデザイン、使用する食材などを提案。郵便局が商品化に向けた調整や販売面での支援を行った。食材には堺で加工された昆布のだしを使用し、やさしい香りと野菜の旨味が広がる味わいに仕上げている。
パッケージには旧堺燈台をモチーフとしたイラストをあしらい、堺市公式キャラクター「ハニワ部長」や堺高等学校のキャラクター「もずミック」を掲載するなど、地域色を前面に打ち出したデザインとなっている。
郵便局で1年間販売、地域発信にも期待
「カレー日和、堺より。」は、1箱600円(税込)。販売期間は1月19日から来年1月15日までで、在庫がなくなり次第終了となる。堺市内102局のほか、高石市、泉大津市、忠岡町の郵便局を含む計120局で販売される予定だ。
今回の開発は、郵便局側から「市内の高校生と連携した商品開発を進めたい」との相談と、堺高等学校側の「企業と連携した実践的な商品開発を行いたい」という意向が一致したことを受け、さかいSDGs推進プラットフォームが両者をつないだことで実現した。試食会や検討を重ね、家庭で親しみやすい味を目指して完成に至ったという。
SDGs推進のネットワークを活用した産学連携
さかいSDGs推進プラットフォームは、SDGsの達成に向けた取り組みに意欲のある企業や団体、教育機関などが参画するネットワークとして、2021年5月に設立された。堺市が事務局を務め、会員同士をつなぐことで新たな連携や事業創出を後押ししている。14日時点で、2,193団体が会員登録している。
堺市は、今回のような高校生と地域事業者による協働を通じて、若者の実践的な学びと地域の魅力発信を両立させる取り組みを今後も進めていきたいとしている。






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