大阪府と高石市は、高石市が保有する「旧市民会館・図書館跡地」と、隣接する大阪府有地「臨海スポーツセンター」を含めた一体的なまちづくりについて検討を進めている。昨年12月には両者による「まちづくり連携協議会」を設置し、今年に入って有識者会議も立ち上げた。7月頃をめどに民間事業者へのサウンディング型市場調査を実施し、2026年度末に基本構想案を公表する予定だ。
旧市民会館・図書館跡地は、高石市高師浜丁6番5号に位置し、南海高師浜線・高師浜駅近くにある。敷地面積は約1万7,352平方メートル。既存建物は、旧市民会館(RC造3階建、延床約2,665平方メートル、1973年建築)と旧図書館(RC造2階建、延床約2,505平方メートル、1981年建築)で、閉館後およそ20年間にわたり遊休施設となっている。
同跡地については、2016年に市の附属機関として「旧市民会館・図書館の活用に係る検討委員会」を設置し、活用方針を策定。以降、景気低迷や新型コロナウイルス感染症の影響も受けながら、民間事業者とのサウンディングを継続してきた。2024年2月には公募を実施し、優先交渉権者としてMTYを選定したが、同年6月に提案内容のうち健康促進・にぎわい施設の設置・運営事業者が確定しなかったことから、優先交渉権は辞退された。
こうした中、民間事業者からは、隣接する大阪府所有の臨海スポーツセンターと一体的に活用することで、事業性や地域ポテンシャルが高まるとの意見が複数寄せられていた。これを受け、2025年3月からは高石市と大阪府市町村局、教育庁、大阪都市計画局の担当者による「大阪府・高石市まちづくり検討会」を設置し、意見交換を重ねてきた。
検討の中で、高石市の地域資源を生かしたまちづくりが、大阪府が進める大阪湾ベイエリア活性化にも資するとの認識が共有され、両者が連携して検討を進める方針を確認。これを踏まえ、関係部局で構成する協議会を新たに設置し、一体的活用を含めた具体的な検討を行うこととなった。
協議会では、開発候補地の現況把握や一体的活用に向けた調査・研究、民間事業者による開発手法の検討、開発候補案となる基本構想の策定などを進めていくとしている。






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