人・文化

【堺市】万博のロープがアートに ポルトガルと結ぶ“編み物レガシー”

大阪・関西万博のポルトガル館で使われたロープを再利用したアート作品が、堺市で完成に向けて制作されている。
制作を手がけるのは、ポルトガル出身の編み物アーティスト、ヴァネッサ・バラガンさん。万博会期中に完成できなかった作品の制作場所として、堺市が元堺消防署の一室を提供した。

作品名は「Oceano(オセアノ)」。海を意味するポルトガル語で、すべての生命の源である穏やかな海を、編み込まれた半球体の集合体として表現している。素材には、ポルトガル館で使用された約1万本の銀色のロープが使われており、漁網などを再利用した素材をさらにアップサイクルした点も特徴だ。

完成後の作品は堺市に寄贈され、2026年1月16日から「さかい利晶の杜」で一般公開される予定。
堺市とポルトガルは、鉄砲伝来や茶の湯を通じ、室町時代から交流の歴史を重ねてきた。今回の作品は、そうした長い関係に新たな一ページを加える「万博レガシー」となりそうだ。

未完の万博編み物アート 元消防署で制作続く ポルトガルと堺、歴史が結ぶレガシー

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