人・文化

だんじり彫刻の魅力を若者へ 大阪発ブランドDIVINERが前田暁彦氏と対談公開

【大阪・伝統工芸の危機に挑む】若者の「伝統離れ」を食い止めろ。ストリートブランドDIVINERが、だんじり彫刻師・前田暁彦と異色の対談を公開。「職人=カッコいい」を再定義する。

大阪発のメンズストリートファッションブランド「DIVINER(ディバイナー)」を運営する株式会社エヴァー・グリーンは、岸和田だんじり彫刻の木彫師で「木彫前田工房」代表の前田暁彦氏との特別対談記事を、2025年12月18日に公式サイトで公開した。

対談では、400年以上の歴史を持つだんじり彫刻を題材に、伝統工芸が直面する後継者不足や若年層の関心低下といった課題を掘り下げている。経済産業省の調査によると、伝統工芸産業の従事者数はピーク時の5分の1以下に減少しており、技術継承が大きな課題となっている。

前田氏は、だんじり彫刻の世界で「守るために壊す」という姿勢を掲げ、従来の価値観にとらわれない表現や仕事観を実践してきた人物。対談では「職人とは何か」「あと5年が勝負」といった率直な言葉を通じ、職人として生きる覚悟や現状への危機感を語っている。

DIVINER側は、ファッションという若者に身近な分野を通じて、職人の仕事や生き方を可視化することにより、伝統工芸を「遠い存在」ではなく、現代的な価値観と結びついた文化として発信したい考えだ。

今回の取り組みは、岸和田のだんじり文化を含む泉州地域の伝統産業を、次世代につなげる新たな発信の試みとして注目される。

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