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【泉南市】世界初・光を用いて廃棄物から化学品を生成!泉南市を舞台に産官学金連携の「光ものづくり」実証実験がスタート

一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)および光オンデマンドケミカル株式会社は、泉南市、神戸大学、株式会社ヴァイオス、株式会社池田泉州銀行と連携し、泉南市内の未利用資源(自然廃棄物)を活用した「光オン・デマンド合成技術(通称:光ものづくり)」の実証実験を開始しました。

本取り組みは、脱炭素(カーボンニュートラル)と資源循環の両立を目指すオープンイノベーションプログラムの一環です。従来、燃料用途などに限られていた自然由来のバイオガスを高付加価値な化学品へ転換する、世界初の分散型製造モデルの確立に向けたスケールアップ検証を行います。

1. 実証実験の概要

  • 実証期間: 2026年(令和8年)6月 ~ 2026年11月末(約6ヶ月間)
  • 実施場所:
    • 大阪府泉南市(原料回収フィールド)
    • KOBE光ものづくりオープンイノベーション拠点(神戸大学内:分析・評価)
  • 活用する主な原料: 学校給食の加工過程で生じる野菜くずや残飯(食物残渣)、海岸への漂着アオサ、し尿など
  • 生成するターゲット化学品: ポリウレタンの原料となる「イソシアネート」など
  • 主な目的: 生産プロセスの量産化(スケールアップ)、効率向上、原料となる自然廃棄物の対象拡張、プロセスの再現性および安全性の検証。

2. 生成プロセスの流れ

  1. 原料回収: 泉南市内で学校給食の野菜くずや漂着アオサなどの未利用資源を回収。
  2. バイオガス生成: ヴァイオス社のメタン発酵システムを用い、メタン(約60%)とCO₂(約40%)を含む混合バイオガスを生成。
  3. 光合成反応(光ものづくり): 生成したバイオガスに、海水の電気分解から得られる「塩素」と空気中の「酸素」を混ぜ合わせ、光を照射。化学反応により瞬時に有用化学品(イソシアネート)を生成。
  4. 評価・効果測定: 期間を通じて生成量や品質を評価し、事業化に向けた効果測定を行います。

3. 参画組織と主な役割(産官学金連携)

組織・企業名主な役割
MUIC Kansai実証企画の立案支援、プロジェクト推進のための資金支援、事業化支援
光オンデマンドケミカル(株)光オン・デマンド合成技術の提供、実験設計、生成および分析評価
泉南市実証フィールドの提供、原料(廃棄物など)の確保・調整
国立大学法人神戸大学「KOBE光ものづくりオープンイノベーション拠点」を通じた研究連携・支援
(株)ヴァイオス回収した原料からのメタン発酵・バイオガス生成プロセスの運用
(株)池田泉州銀行関係者間の連携調整、ファシリテーター業務

4. 背景と今後の展望

地球温暖化係数がCO₂の約25倍とされるメタンガスの削減や、石油由来原料に依存しない化学品製造は重要な社会課題となっています。光オンデマンドケミカルは、2025年度に泉南市の漂着アオサから有用化学品の生成に成功しており、今回はその成果をさらに大規模化させる取り組みとなります。

今後は本実証の結果をベースにさらなる量産化と事業化を進め、将来的には医薬品原薬、香料、接着剤など小規模多品種の化学品を安全かつ低環境負荷でオンデマンド生産する仕組みの社会実装を目指します。

世界初、「光」を用いて廃棄物から化学品を作る技術実証を泉南市で実施 | 一般社団法人関西イノベーションセンターのプレスリリース

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