堺市の大仙公園で運行されている、仁徳天皇陵(大仙古墳)を上空から眺める係留気球「おおさか堺バルーン」が、地域の観光を牽引する存在として急浮上しています。
昨年10月の運行開始から搭乗者は約3万人に達し、さらなる集客に向けて夜間運行やVR(仮想現実)映像の導入など、これまでにない体験型施策が次々と打ち出されています。
1. 「夜の堺」を新たな魅力に。夜間特別運行を実施
これまで日中の古墳見学が中心だった堺観光に、新たな選択肢が加わりました。
- 夜景を一望:高度約100メートルから、堺市や大阪市の夜景、遠くはあべのハルカスまで見渡せる夜間フライトを実施。
- 今後の展開:5月9日にも夜間運行が予定されており、市は将来的な定期運行も検討しています。
2. 天候に左右されない「VR遊覧」を開始
気球は風の影響で運休率が約4割と高いことが課題でしたが、4月から新たなフォロー策が始まりました。
- 堺市博物館でのVR上映:搭乗できなかった方や高所が苦手な方向けに、ゴンドラに乗って古墳上空を飛んでいるような感覚を味わえるVR映像の上映を開始。世界遺産の価値を学べる解説付きです。
3. 修学旅行やツアー客の誘致を強化
- 団体予約の開始:4月から平日限定で20人以上のツアー客の受け入れを開始。7月まで予約が埋まるほどの盛況ぶりです。
- 修学旅行助成:修学旅行生を対象に、1人あたり1,000円を助成する新制度を設立し、教育旅行の誘致を加速させています。
4. 地元も期待!気球にちなんだ新商品も
大仙公園内の茶室「伸庵」では、古墳と気球をかたどった干菓子と抹茶のセット(500円)を提供。観光案内所には90種類以上の土産物が並ぶなど、周辺での消費拡大も進んでいます。







この記事へのコメントはありません。