大阪府貝塚市木積にある孝恩寺(こうおんじ)で、春の特別拝観が行われます。
国宝の本堂「観音堂(釘無堂)」とともに、重要文化財の仏像群が公開される貴重な機会です。
🏯 国宝「観音堂(釘無堂)」とは
孝恩寺の本堂である観音堂は、鎌倉時代後期に再建された国宝建築です。
創建は奈良時代の神亀3年(726年)とされ、僧・行基が建立した寺院「観音寺」のお堂として建てられました。
釘を一本も使わず建てられたという伝承から、地元では「釘無堂(くぎなしどう)」の名で親しまれています。
明治36年(1903年)に特別保護建造物に指定され、
昭和28年(1953年)には文化財保護法により国宝に指定されました。
📜 戦乱を乗り越えて残った寺院
かつてこの地には、金堂や塔、僧房などが並ぶ大寺院「観音寺」がありました。
しかし室町時代の戦乱や、豊臣秀吉による紀州攻めの戦火で境内の多くが焼失。
その中で唯一残ったのが現在の観音堂です。
戦火の際には、仏像を守るため川や池に隠され、後に救い出された20体の仏像が現在も寺に伝えられています。
🌸 春の特別拝観
令和8年春季特別拝観
開催期間:3月20日(祝)~4月19日(日)の土日祝
文化財収蔵庫に安置されている
重要文化財の仏像群などを拝観することができます。
※通常、本堂(観音堂)は参拝可能ですが、仏像群の公開はこの期間など限られています。
⛩ 参拝案内
開門:午前9時
閉門:午後5時
住所:大阪府貝塚市木積798
アクセス
水間鉄道 水間観音駅から徒歩約20分
※駐車場は限られているため、公共交通機関の利用が推奨されています。
奈良時代から続く歴史と、鎌倉建築の美しさを今に伝える孝恩寺。
泉州でも数少ない国宝建築を間近に感じられる場所として、春の散策に訪れてみてはいかがでしょうか。 🌸

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