全国的に車中泊需要が拡大するなか、大阪府岸和田市の滞在型エンターテインメントモール「WHATAWON（ワタワン）」内に整備されたRVパークが、本格的な運用を開始しました。
同施設は、電源・水道・トイレを完備した公認RVパークで、家族連れからソロ利用、ペット同伴まで幅広い層に対応。車中泊初心者でも利用しやすい環境が整えられています。
「観光しない車中泊」という新しい選択肢
WHATAWON RVパークの特徴は、観光地巡りを前提としない滞在スタイルです。
移動の途中や週末の気分転換など、「立ち寄って休む」「何もしない時間を過ごす」ことを目的とした利用が想定されています。
テント設営や焚き火といった準備は不要で、車内で読書や音楽鑑賞を楽しむなど、日常の延長線上にある車中泊が可能です。
温浴施設や飲食店が徒歩圏内
敷地内には温浴施設「京町湯屋 SOKOTOTO」があり、RVパーク利用者は入浴料が10％割引となります。
また、モール内には飲食店やカフェ、マーケットエリアもあり、車を降りてすぐ食事や買い物ができる点も利便性の一つです。
夜は比較的落ち着いた環境で過ごすことができ、翌朝は大きな片付けも不要なため、スムーズに次の目的地へ出発できます。
全国で拡大するRVパーク
日本RV協会によると、全国のRVパークは現在およそ600か所まで増加しており、車中泊旅行の選択肢は年々広がっています。
専用予約サイト「RV-Park.jp」の会員数も2万5,000人を超え、インフラ整備とともに利用環境の改善が進んでいます。
WHATAWON内RVパークの予約は、「RV-Park.jp」や「くるま旅クラブ」などの専用サイトから行うことができます。
観光を目的としなくても成立する、新しい車中泊の形。
岸和田市内に誕生したRVパークは、今後の車中泊スタイルの一つとして注目されそうです。