泉北ジム竹嶋海刀新会長はボクシング業界異例の若さ27歳 「堺から世界へ」将来の王者輩出誓う
プロボクシングの泉北ジム(大阪府堺市)は12月18日、来年1月1日付で、元A級プロボクサーの竹嶋海刀(たけしま・かいと)氏(27)が新会長に就任すると発表した。27歳でのジム会長就任は、ボクシング業界でも異例の若さとなる。
竹嶋氏は堺市内の勝輝ジムでプロとして活動していたが、頭部の負傷により23歳で現役を引退。その後はパーソナルトレーナーなどとして指導経験を積んできた。今回の就任は、大杉繁美現会長(67)から「実直な人柄と将来性」を評価され、後継として打診されたことがきっかけだったという。
竹嶋氏は就任にあたり、「堺から世界へ、何年かけてでもチャンピオンを出したい」と所信を表明。年内で退任する大杉会長も「今の時代は年齢ではなく、やる気と能力」と期待を寄せた。
泉北ジムは、元日本ミドル級王者・荒木慶大が在籍していた実績を持ち、現在は女子日本ミニマム級王者の吉川梨優那(りゆな)が世界王座を目指してトレーニングを重ねている。竹嶋新会長は「まずは近い将来、吉川を世界王者に育てたい」と力強く語っている。
若き新会長の下、堺のボクシングジムが再び全国、そして世界へと歩みを進める。










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