いじめを受けて不登校になった堺市立中学校の女子生徒が令和元年11月に自殺した問題で、遺族は27日、「いじめと自殺に因果関係はない」と結論付けた令和3年10月の第三者委員会の報告は不服として再調査を市に要望した。
会見で遺族は、自殺の約3週間前に同級生から「死ねクソが」「控えめに言って地獄に落ちろ」などのメッセージが、SNS上で女子生徒側に送られていたことなどが新たに判明したと説明。文部科学省が定めるいじめ重大事態の再調査に関するガイドラインの「再調査に影響を及ぼしうる新しい事実が判明した場合」に該当するとした。
女子生徒は平成30年11月から不登校になった。第三者委は不登校前のいじめについては認定したが、不登校後については認定していなかった。
市の担当者は「要望書の内容を精査し、対応を検討する」と述べた。


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