ミュージアムでの教育活動 こどもたちに何を学んでもらうのか?
日時:10月25日(土曜)午後2時~4時30分(開場:午後1時30分)
会場:堺市博物館ホール
内容:
このフォーラムでは、「ミュージアムでの教育活動」をテーマとし、こどもたちを対象とした教育活動について、ミュージアム教育に携わる4人の専門家による事例報告の後、座談会により意見交換を行います。
堺市博物館では、平成14年度以来、小・中学生を対象とした「体験学習会」を開催しています。主に古墳時代をテーマとし、ダンボールや粘土を使って古墳や埴輪などを工作したり、復元した甲冑を身に付けたり、楽しみながら古墳時代の歴史に触れてもらうなど、こどもたちにさまざまな学習の機会を提供しています。
堺市博物館だけではなく、日本各地に数多くあるミュージアムでは、こどもたちにさまざまな学習の機会を提供しています。こどもたちは、ミュージアムから何を学ぶのでしょうか。こどもたちが日々学んでいる学校での教育に対して、ミュージアムではどのような教育活動が可能なのでしょうか。ミュージアムを場とする教育活動の可能性を探ります。
第1部 午後2時~午後3時20分
報告1 学校や家庭にとって魅力ある博物館とは?
講師:遠藤 浩也(当館職員、元教員)
内容:「本物が見られる」「歴史が分かる」「体験ができる」。これが博物館のイメージだろう。来館した学校にどのような取組をし、 体験学習会ではどんな体験ができるのか。学校と博物館の連携をどのようにするのか。失敗例も含めて話したい。
報告2 堺市博物館での展示における教育活動
講師:橘 泉(当館学芸員)
内容:博物館の展示は、こどもにとって「難しい」ものになりがちである。どうすれば、こどもたちが楽しい・面白いと思う展示となり、こどもたちの学びにつながるのか考えてみたい。
報告3 こどもにとって、美術館は行きにくい?行きやすい?
講師:鬼本佳代子氏(国立国際美術館 研究員)
内容:「美術館は子連れでいきにくい」というのはしばしば聞く言葉であるが、そのイメージに反して、多くの美術館でこども向けの活動が実践されている。発表者が長く勤めた福岡市美術館の活動を例に、美術館でこどものための活動をすることの意味について語りたい。
報告4 生きた昆虫を中心にした伊丹市昆虫館の教育活動
講師:坂本昇氏(伊丹市昆虫館 館長)
内容:伊丹市昆虫館は昆虫を主に扱う博物館で、生きた昆虫を一年中展示しているのが特徴である。こどもたちへの教育活動も、生きた昆虫と親しむ活動が中心である。その他、地域での事業「鳴く虫と郷町」についても紹介する。
第2部 午後3時30分~午後4時30分
座談会「ミュージアムでの教育活動 こどもたちに何を学んでもらうのか? 」
鬼本佳代子氏、坂本昇氏、遠藤浩也、橘泉、司会:宇野千代子(堺市博物館 学芸員)
参加費:無料
定員:80人(事前申込制、先着順)
申込方法:次のいずれかの方法でお申し込みください。
1. 堺市電子申請システム:以下のリンクまたはQRコードからお申込みください。(期間:10 月10 日~ 23 日)

2. 往復はがき:往信面に氏名・住所・電話番号・参加希望人数、返信面に返信先をご記入の上、10月22日必着で、ご郵送ください。
宛先:〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内 堺市博物館「10月25日フォーラム係」
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