泉州ニュース

前岸和田市長 官製談合疑いで逮捕 波紋広がる(NHKニュース)

大阪・岸和田市の永野耕平 前市長が、市が発注した工事の入札をめぐり官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたことを受け、市も入札制度を精査する方針を示すなど、波紋が広がっています。

岸和田市の前市長、永野耕平容疑者(47)は 在任中の4年前(2021年)、市が発注した工事の入札で、会社の代表に最低制限価格を教え、落札させたとして、官製談合防止法違反などの疑いで、4日、大阪地検特捜部に逮捕されました。

特捜部は前市長の認否について、明らかにしていません。

前市長の逮捕を受け、岸和田市の佐野英利 市長は5日、記者団の取材に応じ、入札制度について改めて精査し、有識者の意見なども取り入れて対応を検討する考えを示しました。

特捜部は、入札で不正が行われたとされるいきさつなどについて、捜査を進めているものとみられます。

【市民は】
前市長の逮捕について、市民からは批判の声が多く聞かれました。

30代の女性は「全国ニュースで悪い形で岸和田の名前が出るのは嫌です。恥ずかしい」と話していました。

20代の男性は「当初は、若くて元気な人という印象で 若者の気持ちにも応えてくれるのかなと思っていました。期待も大きかっただけにずっと問題が続いていて改めて残念です」と話していました。

50代の女性は「一時は応援した一人として悔しいし、腹立たしい。何度も何度もあほなことで話題になり、あきれかえっています」と話していました。

【市長「信頼回復に取り組む」】
岸和田市の佐野英利市長は5日午後、市役所で記者団に対し「市民に不安を与えてしまっていることは本当に重く受け止めている。市民の信頼が揺らぐことのないように、市全体で信頼回復に取り組み、入札制度や契約のあり方についてしっかりと精査して、場合によっては有識者の意見も聞きながら透明性のある市政運営に取り組んでいきたい」と述べました。

NHKニュース

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