岸和田市は、下水道事業にて直面しているヒト・モノ・カネの課題を解決し、持続可能な運営を図るため、国から示された新たな官民連携手法である「ウォーターPPP」の導入を検討しており、今回、「下水道事業の官民連携事業(ウォーターPPP)の導入検討」について公表した。26年3月頃に導入方針を決定し、26年度末までに事業者公募を開始、28年度から事業を開始する予定。
対象施設は▽処理場=磯ノ上下水処理場、牛滝浄化センター▽ポンプ場=磯ノ上下ポンプ場、尼の川下水ポンプ場、大北下水ポンプ場、下野町下水ポンプ場、阪南下水ポンプ場▽汚水管路約620㎞▽合流管路約50㎞▽雨水管路=管渠約270㎞、調整池7か所▽河川水路=準用河川約30㎞、水路市内一円▽マンホールポンプ68か所▽集落排水処理場=塔原相川地区集落排水処理施設▽し尿処理場=天の川浄苑。
ウォーターPPPの導入検討業務は▽統括管理業務▽事務業務▽住民対応窓口▽他工事立会等▽運転監視操作業務▽巡視・点検業務▽保守点検業務▽法定点検及び専門保守点検業務▽水質試験業務▽検査分析業務▽設備消耗品・燃料、通信回線等の調達・管理業務▽電気、薬品等の調達・管理業務▽清掃業務(緊急・計画的)▽浚渫業務(緊急・計画的)▽廃棄物収集・運搬業務(一般・産業)▽修繕計画策定業務▽補修・修繕業務(土木・機械・電気)(緊急・計画的)▽情報整理業務(台帳システムへの情報登録)▽更新計画(ストックマネジメント計画)策定業務▽コンストラクション・マネジメント▽管路詳細調査及び診断業務▽改築設計・積算業務▽改築工事(更生)(布設替え)▽マンホールポンプ更新工事▽耐震化設計・工事▽不明水対策業務▽悪臭対策▽災害対応業務(被災状況把握・緊急措置対応)。
事業スケジュールは、25年度は導入可能性の検討(民間事業者への意向調査(市内外を含む事業者対象)。業務範囲やスキームの検討。効果検証)、26・27年度は導入準備・事業者選定等を実施(26年度末までに公募開始(募集要項等公表)を予定)、28年度から事業開始予定。
現在、ウォーターPPP導入可能性調査業務をNJSと契約して進めている。業務範囲は▼資料の収集・整理=①過年度成果の確認及び最新情報の収集・整理②増加施設の情報収集・整理・検討▼マーケットサウンディング調査及び取りまとめ=説明会や個別対話といった参入意向調査及び支援により、民間企業の参入意欲や、官民連携における業務内容等に対する意見を把握し、官民連携事業の実現に向けた、定量的、定性的な検討を行う▼事業スキーム・調達方法の選定=実現性の高い事業スキーム、スケジュールの取りまとめを行い、事業の円滑化が図れる調達方法及び契約形態の取りまとめを行う▼法的制約・官民リスク分担の検討=官民連携事業を実施するにあたり、遵守すべき法令、補助制度等の支援措置や課題・リスクを整理し、課題については対応策を検討▼導入効果の検証=①VFMの算定②導入効果の評価▼モニタリング体制・方法の検討=ウォーターPPP導入後のモニタリング体制・方法の検討を行う▼打ち合わせ協議▼報告書作成・照査。業務期間は26年3月13日まで。
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