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【岸和田市】荷台に“11人”乗せた軽トラック横転事故 運転手の少年(18)と青年団長(23)を書類送検「荷台に人を乗せるのは習慣」(ytv)

 今年4月、大阪府岸和田市で、荷台などに「だんじり」の青年団ら男女13人が乗っていた軽トラックが横転し、このうち8人がケガをした事故で、警察は21日までに、運転手の18歳の少年を過失運転致傷の疑い、青年団長の23歳の男を道路交通法違反のほう助の疑いで、それぞれ書類送検したことがわかりました。

 捜査関係者によりますと、書類送検されたのは軽トラックを運転していた18歳の少年と、だんじりの青年団長の男(23)です。

 少年は今年4月、大阪府岸和田市の道路で、軽トラックの助手席に男性1人、荷台に男女11人を違法に乗せて運転中に、ハンドル操作を誤って横転し、荷台に乗っていた2人に重傷を負わせた疑いがもたれています。この事故では乗っていた他6人もケガをしています。

 また、青年団長の男は、車には乗っていませんでしたが、青年団を指導・監督する立場にありながら、荷台に11人が乗ることを容認して、違法乗車をほう助した疑いがもたれています。

 少年は運転免許は所持していて、アルコールなどは検出されておらず、警察の任意の調べに対し、「だんじりの青年団でソフトボール大会に向け、ひと気のない場所で大きな声で応援の練習をした帰りだった。早く戻ってソフトボールの練習をしたかったので、しっかりと減速せずに右折して横転してしまった」と容疑を認めているということです。

 また、青年団長の男も容疑を認めた上で、「運転手の少年が『応援組を迎えに行っていいか』と聞いてきたので、『頼むわ』などと言った。軽トラックの荷台に人を乗せて運送するのは習慣となっていて、当たり前のように繰り返していた。行為を止める立場の人間でありながら『行ってきて』などと言って助長してしまった」と話しているということです。

ytv

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