堺市は、21日、世界遺産・仁徳天皇陵古墳を気球に乗って上空から眺める事業について、10月4日に運行を開始すると発表しました。
「鍵穴」のような形が特徴的な日本最大の前方後円墳・仁徳天皇陵古墳は、地上からは全景を見ることができないことから、世界遺産への登録が決まった2019年に、堺市の永藤英機市長が上空から気球で遊覧する構想を明らかにしました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大や、ロシアのウクライナ侵攻により、気球を飛ばすために必要なヘリウムガスの調達が困難となり、計画は延期を重ね、その後、2023年5月に開始予定となりましたが、機体の不具合で気球がしぼんだため、さらに、開始時期を延期することとなりました。
堺市は、今年5月、機体や設備の調達に目途がたったとして、大阪・関西万博会期中の10月上旬の運行開始を目指すことを表明していました。
気球は、一度に最大30人が乗ることができ、100メートルの高さまで上昇するということです。年間6万人程度の利用者を見込んでいて、運航開始日から1年の試行期間を含め、7年間の運行を実施する計画です。
■気球のりばの地図・利用料金の詳細は以下の通り
※堺市の発表資料より


この記事へのトラックバックはありません。