関西3空港を運営する関西エアポートは25日、2025年1〜6月の関西国際空港の国際線旅客数が過去最高の1357万人だったと発表した。前年同期を20%上回った。外国人旅客数は1096万人で、中国方面の総旅客数は同74%増の396万人とけん引した。

関空の国際線旅客便の発着回数も同23%増の7万2740回で、暦年の上期として過去最多となった。国際線はアジア方面の旅客が9割を占めるが、欧州や北米、中東などの方面も23%増の73万3000人と堅調に伸びた。国際線の日本人旅客数も前年同期比では伸びているが、19年同期から3割以上減少した。円安の影響がみられる。
4月に国際線チャーター便の就航が始まった神戸空港は総旅客数は188万人で上期として過去最多を記録した。同日、9月28日から中国東方航空が北京大興国際空港を結ぶ便を新規就航することを発表するなど、路線は拡大している。
国内線では、大阪国際(伊丹)空港の旅客数が8%増えた。大阪・関西万博の来場者に国内客が多いことから、関西エアポートの担当者は「万博の影響も一部含まれている」とみる。
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