サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のMF浜野まいか（21）が23日、出身の大阪・高石市の市役所を表敬訪問。畑中政昭市長と懇親した。
浜野は小学生のころに兄の影響で高石市の同じサッカーチームに入団。セレッソ大阪堺レディース、INAC神戸レオネッサを経て2023年にイングランドの強豪・チェルシーに入団した。懇親の中で「チームを勝たせる選手になりたい。最後の1点を決められる、1点につながるパスができる、走り切れる選手になりたい」と意気込んだ。畑中市長は「浜野さんの頑張りがいろいろな人を元気にしている。応援の輪をどんどん大きくしていきたい」と話し、浜野は「これからも頑張るので、応援よろしくお願いします」と高石市民に向けて呼びかけた。
なでしこジャパンの一員として5月から6月にかけブラジル、スペインと対戦。結果は3戦全敗で、浜野は「ブラジルは全部マンマークにしてきて、1対1で勝つために何でもしてくるチームだった。日本が1対1で勝てないなら数的有利を作って上回っていく必要があると感じた。スペインはチームでポゼッションしてきて、どうやってボールを奪って自分たちがポゼッションしていくかが今後鍵になると思った」と振り返った。
所属するチェルシーは昨季、イングランド・スーパーリーグを19勝3分けの無敗で優勝。カップ戦も制したが、欧州チャンピオンズリーグは準決勝でバルセロナに敗れた。浜野はリーグ戦17試合に出場して2得点。9月に開幕する新シーズンに向け「昨シーズンはその前のシーズンよりも出場も増えて、結果を残す場面が増えたんですけど、やっぱりもっと試合に出たい。そこでもっと結果を出して大きな舞台、例えばチャンピオンズリーグの決勝で結果を残したい」と意気込んだ。
地元・高石市での日々は「サッカーしているか、走り回っていた思い出ばっかり」と笑顔で振り返った。なでしこジャパンのSNSでは浜野が自動車免許の取得に向け勉強している様子が写真で投稿されていたが、「なでしこの合宿が終わった後に通って、受かりました」と免許の取得を報告。表敬訪問の後は市役所に集まったファンに向け、笑顔でサイン会を実施した。
