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決勝は名人戦と同じ対局室で… 大阪・泉佐野で子ども将棋大会(毎日新聞)

将棋の第83期名人戦七番勝負第3局の関西国際空港対局を記念し、大阪府泉佐野市のホテル日航関西空港で11日、「泉佐野子ども将棋大会」(市、市教委主催、市文化振興財団共催、日本将棋連盟後援)が開かれ、小中学生約90人が出場した。決勝は、藤井聡太名人(22)と永瀬拓矢九段(32)が9、10日に盤を挟んだ対局室で指された。

 開会式で、同市の千代松大耕市長が「名人戦の開催を誇りに、日本の素晴らしい伝統の将棋の継承にまい進していきたい」とあいさつした。第3局の副立会人を務めた豊島将之九段は「この大会をきっかけにして明日以降も将棋を続け、楽しんでくれたらうれしい」と話し、稲葉陽八段は「将棋を強くなるだけでなく、人間性を高め、尊敬される大人になってほしい」と激励した。

大会は実力別に4クラスに分かれて実施した。決勝の対局室は、名人戦と同じホテル最上階の11階(高さ37メートル)にあるスカイバンケットルーム「ジェットストリーム」で、決勝に進んだ小中学生8人が対局した。

 小学生の部Aクラスで優勝した和歌山市の小学6年、上野佑真さん(12)は「すばらしい対局室で、いい思い出ができた。再びあの場所で対局できるように頑張りたい」と話した。同Cクラス優勝の大阪市福島区の小学1年、黒田忠寿さん(6)は「強くてかっこいい藤井さんが好き。緊張した」と喜んでいた。【中村宰和】

毎日新聞

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