高石市は、建設から54年が経過し、施設の老朽化や設備機能等の不足が課題となっている「高石消防署高師浜出張所」の現地建替を計画し、高石市消防庁舎建設基本構想に基づき、庁舎整備の基本計画の策定した。
高師浜出張所は、堺市高石市消防組合において、高石市域の消防体制の充実を図るために、高石消防署として70年6月に建設された。現在は高石消防署の出張所として主に高石市域の西側エリア及び臨海部の災害対策拠点としての役割を担っている。しかし、建設から54年が経過し、経年による老朽化が進んでいるほか、設備機能等の不足も大きな課題となっており、30年で耐用年数が満了となる。このような現状を踏まえ、施設の耐久性や機能等の充実を図り、近年発生が懸念されている南海トラフ巨大地震を含めた各種災害発生時において、適切な災害対策機能が発揮できる消防施設として改築することを目的として、庁舎整備の基本計画を策定した。
現在の高師浜出張所は、同市高師浜4―15―34の敷地面積792㎡にRC造地下1階地上2階建延840・35㎡の規模で70年に建設された。新庁舎計画地は基本構想において検討した結果、他に有効な候補地がないことから、現在の高師浜出張所用地に決定した。
整備方針は①災害対策拠点として自立した庁舎=大規模災害発生後においても災害対策拠点として庁舎を維持し、インフラが途絶した際にも自立して機能することで、迅速な消防活動を行うための機能確保と役割を果たす消防出張所を目指す②労働・衛生環境の向上=災害時の万全な消防活動に備えることを目的に、職員の利便性や働きやすさの向上を目指し、衛生環境や生活関連諸室のゾーニングに配慮して、女性職員の配備にも対応した庁舎を目指す③経済性に配慮した環境にやさしい庁舎=環境負荷の低減や省エネルギーの推進により、合理的で維持管理のしやすいライフサイクルコストの低減に配慮したやさしい庁舎を目指す。
新庁舎に必要な機能・規模は▽車庫・出動関連機能=(1)車庫約200㎡(2)出動関連(出動準備室、救急消毒室、救急資機材倉庫、消防資機材倉庫、乾燥室)約80㎡▽執務関連機能=(1)執務関連(受付・無線室、事務室、会議室、相談室、トイレ(男女))約185㎡▽待機・訓練・福利厚生関連機能=(1)待機関連(仮眠室、更衣室、浴室・脱衣所・洗面・洗濯室、トイレ)約145㎡(2)訓練・福利(厚生関連トレーニング室、食堂・厨房、休憩室)約90㎡▽共用部・設備関連機能=(1)共用部(エントランスホール・廊下・階段・エレベーター、来庁者トイレ)約130㎡(2)設備関連(受変電設備スペース、自家発電設備スペース、太陽光発電設備スペース、空調室外機スペース等)▽外構・その他施設=(1)外構施設(来庁者用駐車場、来庁者用駐輪場、職員駐輪場、訓練スペース等)(2)その他施設(ゴミ集積所、危険物倉庫、機械室、倉庫等)▽付帯設備=ホースリフター、車両出動表示灯、懸垂幕装置、国旗等掲揚ポール、防火水槽等。
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