橋脚不要の構造に
国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所は2025年2月12日、架け替え工事を進めてきた国道26号「フェニックス通り」の住吉橋(堺市堺区)が、3月17日に完成すると発表しました。
フェニックス通りは、堺市を東西に横断する幹線道路です。このうち土居川を渡る住吉橋は、1931(昭和6)年に架橋された後、1964(昭和39)年、1980(昭和55)年の2度にわたり拡幅されました。
複数の橋が一体化して複雑な構造をしていましたが、古い年代に架けられたことから現在の耐震強度基準を満たしておらず、老朽化による損傷も進んでいたため、2017年度から架け替えが行われてきました。
年代の違う複数の橋は撤去され、住吉橋は新たに一つの橋に生まれ変わります。橋脚のない単純プレビーム合成桁橋となり、洗堀による被災リスクが減少します。
新しい住吉橋の長さは34m、幅45m、車道は6車線です。大阪国道事務所は、必要な耐震性能も確保され、大規模災害発生時も広域緊急交通路としての信頼性向上が期待されるとしています。
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