大阪府岸和田市議会は6日、定例会を17日に開会すると決めた。不信任決議を受けた永野耕平市長(46)による市議会解散に伴う市議選(定数24)の投開票後、初めて開かれる市議会。関係者によると、議員側では永野氏に対する2度目の不信任案を議会初日の17日に提出する方向で調整が進んでおり、永野氏はこの日にも失職する可能性がある。
市議選は1月26日告示、今月2日投開票の日程で実施された。産経新聞社など報道6社が告示直前に共同で実施した候補者アンケートでは、今回当選した24人の市議のうち22人が、再び永野氏への不信任案が市議会に提出された場合に「賛成する」と回答していた。
地方自治法の規定では、17日開会の定例会の会期中に不信任案が提出され、3分の2以上の市議が出席
の上で過半数が賛成すれば、永野氏は失職する。
永野氏は不倫関係にあった女性から提訴され、昨年11月に500万円の解決金を支払うことで和解していたことが発覚。説明責任を果たすよう求めた市議会側に対し永野氏は、疑われた性加害は否定した上で「裁判内容は秘匿とされ話せない」と繰り返した。
市議会側は「市政に混乱を招いた」ことなどを理由に12月20日、永野氏に対する不信任案を賛成20人、反対4人で可決。永野氏は同24日に市議会を解散した。
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