衆議院選挙で日本維新の会が全国で議席を減らしたことについて、堺市の永藤市長は結果を分析したうえで、党執行部が今後の対応を説明する必要があるという考えを示しました。
衆議院選挙で、日本維新の会は大阪府内では19の小選挙区すべてで議席を獲得するなど、全国で38議席を獲得しましたが、選挙前から6議席減らす結果となりました。
これについて、日本維新の会に所属する堺市の永藤英機市長は、29日、市役所で記者団に対し、「全国でも大阪でも、比例代表では票を減らした。1年半前の統一地方選挙のときの勢いはじわじわと下降し、止めることはできず、与党の批判票の受け皿になれなかった。日本維新の会はいま岐路に立っている」と述べました。
そのうえで、「これまでの経過や今回の選挙について、党執行部の振り返りや、責任の果たし方を見ていきたい」と述べ、党執行部が選挙結果を分析し、今後の対応を説明する必要があるという考えを示しました。
【大阪維新の会 横山幹事長“厳しい声多かった”】
衆議院選挙の結果について、大阪維新の会の横山幹事長は、29日、大阪市役所で記者団に対し、「日本維新の会は大阪の小選挙区では勝利したものの、比例代表の得票は3年前の選挙より減っている。大阪でも維新が勝利したと言える状況ではない。前回より厳しい声が多かった」と述べました。
そのうえで、「今回の衆議院選挙は、丁寧な戦い方ができたとは決して思っていない。選挙の結果を踏まえて組織として成熟していくためのチームのあり方を考えていきたい」と述べました。
この記事へのトラックバックはありません。