本年は、大正13(1924)年に「堺市史」の編纂が始まって100年目にあたります。昭和4(1929)年~昭和6(1931)年にかけて刊行された堺市史は、その叙述や資料の収集量が膨大であることや、内容の質が高いことが、「大阪市史」とともに、戦前における全国地方史誌類のなかの白眉と称されていました。市史編纂部が収集した史料の複製「堺市史史料」(145冊)に加え、模写した絵図や写真は現在堺市立中央図書館で所蔵しています。史料の原本は、戦災などで失われたものも多く、堺の歴史研究のための貴重な資料群となっています。
これら資料と解説パネルを展示し、堺市史編纂事業の歴史を紹介する郷土資料展「堺市史ができるまで 編纂開始100年記念」を開催します。
『堺市史』(全8巻)
『堺市史史料写真編』「堺市史編纂部員」
摂州泉州堺町之図
期間:令和6年11月2日(土曜)~24日(日曜)
火曜~金曜 午前10時~午後8時
土曜・日曜・祝日 午前10時~午後6時
月曜休館(ただし、4日は開館)
場所:中央図書館1階ロビー(申込等不要)