2024年9月7日、大阪公立大学の留学生15名が岬町でのトレッキングツアーに参加した。この取組みは、岬町と大阪公立大学が締結している包括連携協定に基づくものであり、これまで長年にわたり、様々な交流事業を実施してきた経緯がある。今回のツアー参加者の中には、これまで何度も岬町を訪れたことがあるリピーター留学生も多く、持続的な地域の国際化が実現している。
トレッキングツアーでは、日本の漁師まちの雰囲気が味わえる海岸沿いをまち歩きし、また、地域の文化財や防災設備の見学、飲食店も巡るという盛りだくさんの内容であった。昼食は地域の交流拠点「まちづくり交流館」にて、日頃から英会話の勉強に励む地域住民グループと交流し、異文化理解を深めるとともに地元食材を楽しんだ。
その後留学生は、地域と連携した独自の教育プログラムを実践する岬高校を訪問し、生徒会や有志で参加した高校生と交流。高校生は英語や身振り手振りを交え、書道や折り紙などの日本文化を留学生に伝えるなど、それぞれ工夫してコミュニケーションを図り国際交流を満喫した。留学生にとっても、日本の高校での交流は新鮮であり、「学校の雰囲気がアニメと同じで驚いた」、「日本の高校生の考え方が知れてよかった」などと満足気に語っていた。
同大学と岬町は他にも、地域の小規模小学校児童との年間交流や、一泊ホームステイ交流など様々な取組みを通じて、双方向的な教育的効果の創出を図っている。今年度は一部事業を「(公財)中島記念国際交流財団」の支援のもと実施している。
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