泉州ニュース

【泉大津市】なぜ神社の境内に「巨大な桃」があるの? 泉大津市のパワースポット その由来を探る(Buzz Feed)

大阪府泉大津市にある大津神社・その境内には巨大な桃と方位盤が設置されています。その由来を宮司に取材しました。

南海本線・泉大津駅から徒歩3分ほどの場所にある大津神社。
 
以前、泉大津カルチャーでは地域猫がいる癒しのスポットとして紹介させていただきましたが、大津神社は「占い神社」とも呼ばれ、厄払いなどができるパワースポットとしても有名なんです。

鳥居をくぐり石畳を真っ直ぐ進むと歴史を感じさせる拝殿があります。そこで目につくのが桃!
 
泉大津のパワースポット「厄除桃」です。

桃は陰陽道で魔除け厄除けの果実とされます。
 
また、桃は方位盤の上に置かれており、その方位盤の四隅に配置されている玉は御富岐玉(みほぎだま)と呼ばれる祭具で、各方位を守護する青龍、朱雀、白虎、玄武の四神の力が宿るといわれています。
 
厄除桃や御富岐玉をなでてから、自身の身体をなでて祓い清めましょう。

大津神社にはなぜ厄除け桃や方位盤があるのでしょうか? 薮野信 宮司に聞いてみました。

薮野宮司によると、大津神社鎮座の起源は、1000年以上前に「小津の泊まり」に祀られた小祠であったといわれます。
 
小津というのは泉大津の昔の呼び名で、「津」は港を意味することから、昔は大津神社のある辺りまでが海だったと考えられます。
 
漁に出る方などの安全を祈願して祠が建てられたんですね。
 
その後、時代時代に、この土地を納める人が自分の氏神様を勧請(本祀の社の祭神の分霊を、別の社殿にまつること)したり、町の人が西宮のえびす様を勧請したりしてきました。
 
特徴的だったのが、四国からこの地に移り住んできた忌部の一族です。
 
忌部は占いをする一族で、大津神社には忌部の伝えた占いが残っているんだそうです。
 
今では、「五行占い」の他にも赤ちゃんの命名や、家相鑑定もでき、北海道からも運勢を占いに来る人がいるなど有名になっています。

また、桃の下にある方位盤は、占いをする忌部の一族が方位を見るからその名残が残っているそう。
 
一般的に神社は南向き(人々が北を向いてお参りする)に建てられることが多いのですが、大津神社は南西を向いて建っています。
 
これは鬼門の方向が関係しているとのこと。この場所はかつて繁華街の北東の隅に位置していたので、ここにお社を立てて鬼門の守り神にしようとしたそうです。
 
これを伝えるために、桃の下には方位盤があり、方向を指し示しているんです。

さまざまな歴史が刻まれている大津神社。訪れてみると、また新しい発見があるかもしれません。
 
占いの予約方法や詳しい歴史などは大津神社のホームページをご参考ください。
 
大津神社
ホームページ:https://otsujinja.com/
電話:0725-32-0603

Buzz Feed

関連記事

コメント

PAGE TOP