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【岸和田市】市議選 議員に当選証書 今後の議会対応が焦点(NHKニュース)

2日に投票が行われた大阪・岸和田市の市議会議員選挙で当選した24人の議員に、3日、市役所で当選証書が手渡されました。

2日に投票が行われた岸和田市の市議会議員選挙は、女性との性的関係をめぐる裁判で和解が成立した永野耕平市長が市議会を解散したことに伴って行われたもので、3日は当選した24人の議員らに当選証書が手渡されました。
地方自治法には、解散後、初めての議会で3分の2以上の議員が出席し、過半数の議員が不信任決議案に賛成した場合は、市長が失職するという規定があります。
NHKなど6つの報道機関が共同で、告示前に立候補者に選挙後の市議会で永野市長への不信任決議案が提出された場合の対応をたずねたところ、当選者のうち、22人が「賛成する」と答えていました。
新たに選ばれた議員たちが再び不信任決議案を提出した場合、可決されて市長は「失職」となる公算が大きく、今後の議会の対応が焦点となります。
永野市長は選挙結果について、市役所で記者団に対し「不信任案に賛成した方々が票を伸ばしているので、それが民意だと思う」と述べました。
そのうえで、議会で再び不信任決議案が可決された場合の対応について「岸和田の改革はまだ道半ばなので、選挙になった場合はもう一度立候補して改革の必要性を訴えていきたい」と述べました。

【当選した議員は】
岸和田市の市議会議員選挙で当選した前の議長の烏野隆生 議員は「選挙期間中、市民からは『市長を早く辞めさせてほしい』という声が多かった。個人的には不信任案には賛成なので、提出するつもりでいる。今後、会派の構成を決めて調整していく」と述べました。
また、永野市長の妻で、今回の選挙で初当選した永野紗代 議員は「選挙中はいろいろな意見をいただいたが、たくさんの方に投票してもらい当選できた。前回と同じような内容の不信任案が提出されたら反対する。内容が違う場合は、吟味したうえで考えたい」と述べました。

【今後の岸和田市議会の動きは】
岸和田市の議会事務局などによりますと、議員たちは4日以降、会派の構成や今後の議会の日程を協議し、早ければ今月(2月)中にも、選挙後、初めての議会が開かれる見通しです。
初めての議会で再び永野市長の不信任決議案が提出されて可決されれば、市長は失職し、50日以内に市長選挙が行われることになります。

NHKニュース

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