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【堺市】堺の小さなお寺が大きな挑戦「浄土真宗本願寺派 慧明山 正覚寺」『堺×アジア CROSS BORDER 2025』を3月1日に開催(PR TIMES)

堺市北区の正覚寺。お寺の役割を考え直しました。

正覚寺は、江戸時代には寺子屋をしていたこともある約400年続く古いお寺ですが、大阪メトロ御堂筋線「北花田」駅から徒歩10分の場所にあるにも関わらず、その存在は近隣の方にしか知られていないような小さなお寺です。現代の社会情勢を考える時、お寺の役割は、特定の信者だけを相手に儀式や法話をすることだけではないと考えます。江戸時代の寺子屋のように、地域の誰もが立ち寄ることができ、知らないことを知り、知らない人と出会い、何歳でも学びや発見があり、それを楽しいと感じる場所でありたい。そして、それは、ありのままの「私」が、自分からも他人からも認めてもらえ、安心でき、自分の生きる世界、生きる意味につながる体験ができる場所です。

堺市の文化芸術活動応援補助金事業に採択されました。心にできる境を超える(クロスボーダー)体験を。

正覚寺の理想とするお寺での過ごし方が、1日で体験ができるような大きなイベントを目指します。自分と違った国や文化、想いに触れるとき、心にできる境(ボーダー)を消し去ってひとつになろうというのではなく、お互いに話を聞き合い、知り合い、違いを認め合えるような体験をしてもらいたいと考えます。堺が歴史の中で、海外の文化を積極的に取り入れ、自分らしさにつなげたように。この度、堺市の文化芸術活動応援補助金事業に採択されました。それは、特定の人のための宗教行事ではなく、でも、お寺だからこそできる、誰もがわくわくしほっとできるイベントだと認めていただいたのだと嬉しく思っています

〈音のつながり リズム!〉インドに伝わる古典音楽ライブ〈心でぜんぶを味わう!〉

写真は前回のもので、壁には「シルクロードの子どもたち」写真展。

今年は「染司よしおか」の染布を展示。

地元の小さなお寺で体験する ホンモノの音楽

幻想的な空気に包まれ、タブラとシタールの音がうねりのようなメロディとなり、木造の本堂がひとつの楽器になる。

ときには優しく、ときには激しく。私を包むリズムとメロディ。

終わったかと思っても終わらなくて、また大きなうねりが生み出される。

人と人。過去と現在と未来。生きている人と先だった人。正しいことと間違っていること。

その「境」はあるように思える。でも…。

止むことのないメロディと響きと空間が、すべてを包み込んでいて。

目に見える「境」は「本当」ではないし、「とても大切なこと」でもないな。

【開催概要】

場所:正覚寺本堂(お堂の中の壁一面には「染司よしおか」の染布を展示)

日時:3月1日(土)開場16:00 開演16:30

入場料:4000円(当日現地にて現金支払い)

出演者:U-zhaan(タブラ奏者)・ 石濱匡雄(シタール奏者)

U-zhaan(タブラ奏者)

オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏からインドの打楽器「タブラ」を師事。2000年よりASA-CHANG&巡礼に加入し、『花』『影の無いヒト』など4枚のアルバムに参加。2010年に同ユニットを脱退後、U-zhaan × rei harakamiとして「川越ランデヴー」をリリース。2014年にはソロ名義のアルバム『Tabla Rock Mountain』を発表した。2021年にU-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESSによるアルバム『たのしみ』、2022年には蓮沼執太&ユザーンとしてアルバム『Good News』をリリースしている。

2024年冬のベンザエース風邪薬のCMに綾瀬はるかさんと出演している。

石濱匡雄(シタール奏者)

15歳でインドの弦楽器シタールを始め97年初渡印、pt.モノジ・シャンカール氏に師事。帰国後はインド政府主催コンサートやエルメスのイベントなど多数出演。2019年大阪◦NY◦コルカタの三都市で制作したアルバム「Tattva」を発表。また、タブラ奏者のユザーンとインドの家庭料理を紹介したレシピ本「ベンガル料理はおいしい」「ベンガル料理が食べたい」の出版、自身のラジオ番組「MBSラジオ シタール奏者・石濱匡雄のカレーだけじゃないインド」のパーソナリティなど多彩な側面を持つ。近年はインド、アメリカ、韓国、香港などで公演を行い国内外で幅広く活動している

〈季節の草花木の彩り〉千年伝わる日本人の美意識〈自然がくれた色が私のこころを豊かにする〉

本堂の壁いっぱいに、京都で江戸時代から続く「染司よしおか」の染布を展示します

華や実、樹木の皮や根などからくみ出した色で糸や布を染めるのは、日本古来の方法。

平安時代の貴族は、そのようにして作られた衣装の色をいくつも重ね合わせることで、

季節や自然を味わい、身にまとっていたのですね。

【開催概要】

場所:正覚寺本堂

日時:3月1日(土)

観覧料:無料

※観覧は無料ですが、インド古典音楽ライブ、クロストークの時間は本堂に入ることができません。

吉岡更紗/よしおか さらさ

染織家 染司よしおか六代目。アパレルデザイン会社勤務を経て、愛媛県西予市野村町シルク博物館にて染織を学ぶ。

2008年より生家である「染司よしおか」で製作を行っている。2019年 染司よしおかの六代目となる。

染司よしおかは、京都で江戸時代より200年以上続く染屋で、古法に倣い、すべて自然界に存在する染料で染色をする

染織工房。奈良東大寺修二会など古社寺の行事に関わりながら、空港やホテル、マンションなどに作品を納める。

著書『染司よしおかに学ぶはじめての植物染め』『「源氏物語」五十四帖の色』

シルクロード・クロストーク〈シルクロードから伝わったモノ・コト〉

「ちがう」を知って、つながりを知る。私の生きる世界が広がる!

平安時代に伝わる方法を今も守り続ける染職人 吉岡更紗さん

インドのタブラのレジェンドザキールフセインを師とするタブラ奏者 U-zhaanさん

正覚寺の副住職で、シルクロード歴史研究者の橘堂晃一

司会に、吉本興業の漫才師であり、アート分野の活動も多いおかけんたさんにお願いし、

聞くひとが新たな世界を学び、発見できる対談を行います!

【開催概要】

場所:正覚寺本堂(壁一面には染司よしおかの染布を展示)

日時:3月1日(土)開場13:00 開演13:30

入場料:1000円(当日現地にて現金支払い)

出演者:吉岡更紗(染司よしおか6代目)

U-zhaan (タブラ奏者)

橘堂晃一(正覚寺副住職 龍谷大学非常勤講師 文学博士)

おかけんた(漫才師 アートプランナー)

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