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【堺市】教員採用、大学推薦選考の詳細発表(教育業界ニュース)

 2025年1月17日、堺市教育委員会は2026年度(2025年度実施)の堺市立学校教員採用選考試験における「大学等推薦対象選考」の実施要項を発表した。選考は、大学などからの推薦を受けた者を対象に行われ、出願は堺市電子申請システムを通じて実施される。

 選考の背景には、堺市が優れた教育者を確保するために、大学などからの推薦を受けた優秀な人材を積極的に採用しようとする意図がある。推薦を受けるためには、地方公務員法や学校教育法の欠格条項に該当せず、学業成績が優秀であることが求められる。具体的には、取得単位科目の評価が「良」以上が80%以上であり、「優」が50%以上であることが条件とされている。

 推薦が可能な大学などとは、教諭一種普通免許状または教諭専修普通免許状の課程認定を受けている大学や大学院。校種や教科は、小学校、特別支援学校小学部、中学校(家庭、数学、理科、美術、技術)などで、大学院を置く大学では大学と大学院それぞれから推薦ができる。

 推薦に係る提出書類としては、推薦書類送付票、推薦書、本人自筆のレポート、成績証明書、成績内訳表が必要。これらの書類は、大学などが取りまとめ、指定の送付先に簡易書留で送付することが求められている。受付期間は2025年4月1日から25日までで、出願は堺市電子申請システムを通じて行う。

 選考の結果は、2025年5月12日以降に大学などに発送される。選考区分「大学等推薦対象選考」の対象者として決定された場合でも、卒業または修了が2026年3月31日までに完了しない場合は、合格により得た資格を失うことになる。

 この選考区分で合格した者は、大学院進学や在学を理由とする採用候補者名簿登載期間の延長はできない。また、選考に関する詳細な事項は別途定められる予定である。問い合わせは堺市教育委員会事務局教職員人事部教職員人事課採用係まで。

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