泉州ニュース

【泉大津市】全避難所を同時開設訓練(NHKニュース)

11月5日の「世界津波の日」を前に、大阪・泉大津市では防災訓練が行われ、市の職員と市民が連携してすべての避難所を同時に開設させました。

大阪湾に面する泉大津市は南海トラフ巨大地震が起きると最大で4メートル以上の津波に襲われると想定されていて毎年、この時期に防災訓練を行っています。
4日は午前9時に巨大地震が発生し大津波警報が出たという想定で行われ、初めて浸水エリアの外側にある8か所の避難所を同時に開設させました。
このうち誠風中学校では、住民およそ50人が「受付」と「案内表示の掲示」、それに「安全確認」と「誘導」の4つのグループに分かれて準備を始めました。
案内を担当するグループのメンバーは、トイレの入り口に断水で流せないことを知らせる張り紙を貼った上で、トイレの中に袋や凝固剤をセットしました。
また、体育館のフロアでは子どもからお年寄りまで全員で簡易テントやベッドを組み立てました。
訓練には住民およそ360人が参加していて、市としては避難所の運営には市民の協力が欠かせないことをリアリティーを持って感じてもらいたい考えです。
参加した小学3年生の女の子は「避難所にテントなどの設備があることを初めて知り、いざという時は自分も手伝いたい」と話していました。
地域の自主防災組織のリーダーの50代の女性は、「それぞれ好き勝手に動くと混乱するため、協力体制が大事だと痛感したので、ご近所でのコミュニケーションをもっととっていきたい」と話していました。

NHKニュース

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