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関空の総旅客数、初のコロナ前超え=9月実績(Aviation Wire)

 関西国際空港と伊丹空港(大阪国際空港)、神戸空港を運営する関西エアポートグループの2024年9月利用実績(速報値)によると、関空の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比19%増の249万8781人だった。4カ月ぶりに250万人を割り込んだものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2019年同月と比較すると1.0%増で、コロナ前の実績を初めて上回った。

 国際線の旅客数は27%増(19年同月比1.1%増)の189万6884人で、2年8カ月連続で前年を上回った。このうち外国人旅客は26%増(21.4%増)の141万1720人で、速報値として2年7カ月連続の前年超え。8カ月連続でコロナ前を上回った。日本人旅客は28%増(32.3%減)の47万2038人で、3年5カ月連続で前年を上回った。また、通過旅客は7%増の1万3126人だった。

 国内線の旅客数は1%減(1%増)の60万1897人で、2カ月ぶりに前年を下回った。

 国際線と国内線の旅客と貨物便を合わせた総発着回数は15%増(2%減)の1万6412回で、3年6カ月連続で前年を上回った。国際線全体では24%増(3%減)の1万2287回で、3年4カ月連続で前年超え。このうち旅客便は33%増(6%減)の1万750回で3年6カ月連続で前年を上回った。貨物便は前年同月比16%減の1467回で前年同月を割り込んだものの、2019年同月比では27%増で高水準となった。国内線は5%減(2%増)の4125回だった。

 国際貨物量は1%減(1%減)の6万3207トンで5カ月ぶりに前年を下回った。国内貨物量は30%増の1033トンだった。

 伊丹空港の旅客数は6%増(19年同月比7%減)の129万2650人だった。発着回数は前年同月並み(19年同月並み)の1万1256回で、貨物量は1%増の7268トンだった。

 神戸空港の旅客数は6%増(19年同月比4%増)の31万5117人。発着回数は2%減(2%増)の2846回だった。

Aviation Wire

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