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大阪発祥の染色技法「注染(ちゅうせん)」で染める色鮮やかな手拭いの生産、夏の訪れを前に堺市の染色会社「ナカニ」で最盛期

 大阪発祥の染色技法「注染(ちゅうせん)」で染める色鮮やかな手拭いの生産が、夏の訪れを前に堺市の染色会社「ナカニ」で最盛期を迎えている。9日、乾燥室ではスイカや水玉模様など夏を感じさせる柄の手拭いが約7メートルの高さからつり下げられ、風に揺れていた。注染は、生地に型紙を置いて特殊なのりで防染し、布を折り重ねて上から染料を注ぐ伝統的な技法。繊維自体が染まり裏表なくきれいに仕上がるのが特徴。同社の小島雄一さんは「観賞用としてのインテリアからランチョンマットなど生活の一部としても使える。豊かな気持ちになってもらえれば」と話した。

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