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【泉佐野市】「名人戦」藤井聡太名人「対局前日から“長考”」関西空港対局の前夜祭に出席(日刊スポーツ)

将棋の藤井聡太名人(竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する第83期名人戦7番勝負第3局が9、10日、大阪府泉佐野市「ホテル日航関西空港」で行われる。開幕2連勝の藤井が、このまま上昇気流に乗って名人3連覇に「王手」をかけるか、初の名人奪取を目指す永瀬が反撃の1勝を挙げるか。注目の一戦となる。

決戦前日の8日、対局場となる同ホテル最上階「ジェットストリーム」で、使用する盤や駒、照明の明るさをなど確認する「検分」を行った。大きな窓からは飛び交う飛行機が目に入る。その後、ファンや関係者らが出席した同ホテルで行われた前夜祭で、藤井は決意表明した。

第2局の東京・羽田空港第1ターミナルに続き、関西の「空の玄関口」での空港対局となる。関西空港を訪れたのは初めてという藤井は対局室について「最上階の部屋を用意していただき、景色がすばらしく、そちらも楽しめたらと思います」と話した。

勝負めしは「泉州名物 穴子の蒸し寿司」など、泉佐野市の地元の食材や名物をふんだんに盛り込んだ全10品から選ぶことになる。「先ほど選んでいたのですが、どれもおいしそうで対局の前日から“長考”になった」とジョークで笑わせた。

第3局に向け「2局を指して見つかった課題もあるが、長い持ち時間で一手一手を考える充実感も感じている。第3局でも一手一手を考える時間を大切にして集中したい」と意気込んだ。

持ち時間は各9時間の2日制。永瀬が先手となる。

日刊スポーツ

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